京都→神戸通勤中!おけいちゃん(福谷佳衣子)のブログ
東寺|教王護国寺の写経のススメ
2022年10月24日
あなたは写経をしたことがありますか?
私は今回、素晴らしい写経の体験をしました。
今年の夏、友人と京都嵐山のお寺に行った際に
写経を初体験しました。
このときは、私の知らないお経だったので、
それからずっと般若心経の写経をしたいと思っていました。
最近、そらで言えるようになったこともありきちんと意味をしりたいという思いもありました。
東寺(教王護国寺)は、
自宅から吉方位取りでよく行くお寺。
私は南門から入っていくことが多いのですが、
とても気持ちのよい場所です。
創建からおよそ、1200年。
東寺は平成6年、1994年に世界遺産として登録されました。
平安遷都とともに建立された東寺は官寺(かんじ)、つまり国立の寺院。
その寺院を桓武天皇のあとに即位した嵯峨天皇は、唐で新しい仏教、
密教を学んで帰国した弘法大師空海に託しました。
東寺ホームページより
ですが、なかなか写経のために時間を取っていく・・・
ということがなかなかできませんでした、
今回、家族のことでお願いしたいことがあり、
行ってきました。
「弘法も筆のあやまり」ということわざがあるように、
日本の三筆の一人と謳われた弘法大師空海は、
留学僧として唐に渡海する前、心願成就と航海安全を
祈念し一千巻もの般若心経を写経して奉納したと伝えられています。
この般若心経のお手本は、日本有数の書家、榊莫山先生の筆によるものです。
これが写経場になっている食堂(じきどう)です。
入って正面には、十一面観音菩薩像
左手は、御朱印をいただけるところにもなっていて、
その前に写経場が設営されています。
写経場の前には重要文化財となっている焼損した四天王が、
いまもなお、十一面観音菩薩をしっかりと
護っておられます。
その前で般若心経を一文字、一文字を大切に写します。
係の人に、案内されて、塩で手を清めると、
なんだか厳粛な気持ちになります。
筆ペンを借りて2枚の用紙を渡されます。
お手本は、榊莫山先生の書。
旧字体が難しいところもあります。
自分の仏心と向き合う・・・・
はずなのに、なぜか
もう少しという最後の方で睡魔が襲ってきました。
(ここ最近睡眠不足でした)
煩悩のせいか・・・・
仏様に抱かれているのか・・・・
睡魔とも戦いながらの写経です。
約2時間近くで、2枚書き上げ、
1枚は、国宝・五重塔に永らく奉納していただけます。
「ずっと奉納していただけるのですか?」
と係の方に聞くと、
「ずっとですよ」というお返事。
国宝五重塔に奉納いただけるとはありがたいねー。
もう1枚はお焚きあげくださるそうです。
夫の手術成功を祈った写経は、おかげさまで願いが叶いました。
出血も少なく、看護師さんに
こんな綺麗な傷跡はみたことがないと言われたそうです。
次回は、お礼を込めての写経にしたいと
思っています。
東寺では、自宅でも写経できるように、
HPからも申し込みできます。
皆様もご自分の仏心と
向き合ってみてはいかがでしょうか。
写経のすすめ
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